イースターはイエス・キリストが死の中からよみがえられたことをお祝いする、記念のときです。死は私たちに取って大きな問題です。しかし、キリストは、死の中からよみがえられ死に打ち勝たれたのです。しかも、信じるものに永遠のいのちを与えられ、天国で新しく生きるものとされるのです。
１，復活は私たちを変える
復活は、私たちを新しくすることができます。51節には「変えられる」とあります。死は、眠ってしまう状態になるのではなく、一瞬のうちに変えられる(52節)と言われているのです。この世に生まれた私たちは完全ではありません。失敗することや、過ちを犯すことがあります。中には身体のハンディを負った人もいます。しかし、イエス・キリストを信じるなら、天国では栄光の身体と変えられるのです。この世は、一時的なものです。そう長くは続きません。しかし、私たちには永遠のときが来ます。天の御国では、栄光の身体に変えられ、病気することも衰えることも、死ぬこともないものに私たちは変えられるのです。
２，復活は死に勝利する
神様は私たちを愛し、守って下さる方です。しかし、私たちに敵対するものがいます。一つはサタンです。サタンは私たちを神から引き離そうとします。エデンの園においても、アダムとエバにうそをつき、罪を犯させ引き離そうとしました。しかし、そんな彼らを神様は憐れまれたのです。そして、必ず勝利を与えることを約束されました。十字架の預言が創世記3章15節に出て来ます。確かに、サタンはキリストを十字架に架けることはできましたが、サタンは十字架によって完全に滅ぼされるものとなったのです。
そして、もう一つは律法です。律法は私たちの過ちを指摘します。そして、私たちを責めるものとなります。律法には、私たちを救う力はありません。世には沢山の法律ができてきますが、解決になっていません。それどころがどんどん犯罪者が増えてきているのです。しかし、神様は私たちに解決を与えられます。復活によって、永遠のいのちが与えられ、天国で生きるものにされるのです。ですから、悔い改めて信じる人たちも起こされてくるのです。
３，復活は希望を与える
イエス・キリストを信じるなら、人生すべてが無駄でないことを私たちは知ることができます。昨年ロンドン・オリンピックで、メダル授与式に、炎のランナーのテーマ曲が流れていました。それは、かつてパリ・オリンピックでメダリストとなった、エリック・リデルの半生を描いたものでした。もっと感動すべきは、彼は宣教師として中国に行きキリストの救いを伝えたのです。彼は日本軍の収容所で天に召されましたが、その信仰は収容所に一緒にいたスティーブ少年に受け継がれて、何と彼は日本の宣教師となったのです。彼は北海道で伝道し、キリストに生涯を捧げたのです。今もなお、福音は中国で日本で語られています。主のわざに励むことは、無駄にはならないのです(58節)。
（宣教者: 柏原教会牧師 西本耕一）
