2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
この箇所は、2つの物語を含んだ、キリスト者の間では非常によく知られた箇所です。この物語の発端は、ある律法の専門家が挑んだ次のような論争からはじまります「何をしたら永遠の生命が受けられますか」と。この質問は、同じルカによる福音書18章にも投げ…
一般的に、人々が宗教に求めるものは、大まかに言えば二つであると聖書は語っています。『ユダヤ人はしるしを請い、ギリシャ人は知恵を求める』(Ⅰコリント1章22節)とのみことばに象徴されています。「しるし」つまり、何か不思議なことをしてくれるもの…
誕生したエルサレム教会における「最初の奇跡」の出来事は、単に一つの例を紹介したというだけでなく、この奇跡を契機として「ペテロの証言」(11〜26節)、続いてペテロとヨハネの留置、そして教会に対する迫害の過程が示されています(4章1〜31節…
ここに登場する幼子は、おそらく主イエスとその御わざについて見聞きしていた両親によって連れられてきたのでしょう。主イエスは、幼子一人ひとりを抱き、手をその上において次から次に祝福し続けられました(16節)。そこには、主イエスのおこころと、人に…
「恐れ」を知る心は、危険を避け、身を守り、信頼する心を持たせてくれます。逆に、「恐怖」の心は、生きる力を失わせます。「使徒行伝」の中にも、この恐れや恐怖をいだいている場面があるとともに、『主をおそれ』て前進していった教会(9章31節)、『み…